ブルーライトと目の関係とは?目の疲れや睡眠への影響について
ブルーライトとは?
ブルーライトとは、太陽を主な発生源とする光で、人間が目で見ることができる光の中でも最も強いエネルギーを持つといわれている青色の光です。
ブルーライトは、角膜や水晶体に吸収されず、フィルムの役割をする網膜まで到達することが特徴です。
スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機のディスプレイなどから出ていて、現代人の生活にとって身近な光の一つといえるでしょう。
*1 参照元 ブルーライト研究会「ブルーライトとは」
http://blue-light.biz/about_bluelight/
*2 参照元 ブルーライト研究会「ブルーライトとは/網膜への影響」
http://blue-light.biz/about_bluelight/?p=4
ブルーライトの影響
ブルーライトについては「いろんな情報があって嘘か本当かわからない」と混乱している方も多いのではないでしょうか?
代表的な影響について解説しましょう。
目の疲れを招く可能性がある*3
ブルーライトは光のエネルギーが強いので、目に入る光の量を調節する瞳孔を小さく絞ろうとして目の筋肉を疲れさせることにつながるといわれています。
また、まだはっきりしたことはわかっていませんが、ブルーライトは光が散乱しやすいので、目にうつる像がぼけやすく、ピント合わせに苦労して目が疲れやすいともいわれています。
*3 参照元 ブルーライト研究会「ブルーライトとは/目の疲れ(痛み)」
http://blue-light.biz/about_bluelight/?p=12
眠気を抑制する可能性がある*4
私たちの体は、たとえ時計がなくても、夜、暗くなると眠くなり、朝、太陽が昇ると目が覚めるようにできています。
これは、脳の視床下部が毎日一定のリズムで活動するように体をコントロールしているからといわれており、このリズムを「体内時計」や「サーカディアン(概日)リズム」と呼びます。
ブルーライトは睡眠を促進するメラトニンというホルモンの分泌を抑制する可能性があり、このリズムに影響を与える要因の一つと考えられています。
太陽の光でブルーライトを浴びると、脳が「朝だ」と判断して活動状態となり、日没とともにブルーライトが減少すると「夜だ」と判断して休息状態となるといわれています。
ブルーライトは前述のとおりディスプレイなどからも出ているため、デジタルデバイスの使用頻度向上により、昼夜問わずブルーライトを浴びる時間が長くなってきています。
そのため、夕方から夜の時間帯にもブルーライトを浴びることで、体内時計のリズムが乱れたり睡眠の質を落としてしまう可能性があるのです。
*4 参照元 Harvard Medical School “Harvard Health Letter – Blue light has a dark side ”
https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/blue-light-has-a-dark-side
まとめ
ブルーライトは、スマホやパソコンの画面を見る時間が長くなってきている現代人にとって身近なものになっています。
規則正しい生活を送り質の良い睡眠をとるために、夜遅くまでパソコンやスマホを使うのは避けるなど、ブルーライトとの上手なつきあい方を心がけましょう。