国内流通正規品には、それぞれの製品名が記載された「添付文書」が添付されています。
添付文書
添付文書には、【警告】、【禁忌・禁止】、【使用上の注意】など、製品を使用する上で重要な内容が記載されています。製品をご使用の前には必ず添付文書をよく読み、取り扱い方法を守り、正しく使用してください。また、万が一必要なときに添付文書を読めるようにお手元に保管してください。なお、添付文書はホームページからもご覧いただけます。
外箱の開封方法
外箱の開封(30枚入り製品の例)
外箱の正面のつまみ部分からミシン目に沿ってフタを引き上げ外箱を開封します。
※開封しづらい場合はミシン目に切れ目を入れて開封してください。
外箱の開封(90枚入り製品の例)
外箱の上部にあるミシン目の中心部分を親指で軽く押し、ミシン目に沿って引っ張るように開封します。
※開封しづらい場合は、ミシン目に切れ目を入れて開封してください。
外箱を開封する際に、手指を切らないようにご注意ください。
容器(ホイル)の切り離し方
それぞれの容器のタイプに合わせて、適切なホイルの切り離し方法をご案内いたします。(プラスチック容器自体はつながっておりません。)
四角いタイプの容器
ホイル面を上にして容器全体を両手で持ち、2つの容器の接合部分を境に、山折りにして、左右の容器を下方向に反らしてください。
丸みを帯びたタイプの容器
ホイル面を上にして容器全体を両手で持ち、左右に引っ張り、ホイルを切り離してください。
容器を切り離した後、一方(今回使用しないレンズが入った容器)のホイルが誤って破れていないか確認してください。ホイルが破れていると、保管中に保存液が蒸発し、レンズも乾いてしまいます。ホイルが破れてしまった場合には、ホイルが破れた容器のレンズからご使用ください。また、その際は保存液中のレンズに異常がないかご確認ください。
容器を切り離す際に、手指を切らないようにご注意ください。
容器開封前のレンズ確認
開封前にレンズ及びホイルや容器に異常がないかご確認ください。レンズが保存液に十分浸っていない場合は、レンズが変形することがあります。容器を振り保存液に浸し、改めて異常がないかご確認ください。
ホイルのはがし方
正しいホイルのはがし方
片方の手で容器を、もう片方の手でホイルをしっかり持ち、一旦ホイルが溶着されている面に対して垂直に素早く引き上げるように少しはがしてから、保存液が飛び散らないようにゆっくり残りをはがしてください。
垂直に引き上げる
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少しはがれたらそのまま上に引き上げる
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最後まではがす
適切でないはがし方
ホイルを斜めに寝かせて引っ張ると、ホイルのアルミ部分のみがはがれて、ホイルのビニール膜が残ってしまいレンズを取り出すことができない場合があります。
斜めに寝かせて引っ張る
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ホイルのビニール部分が残る
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容器からホイルをはがす際、容器やホイルのふちで手指を切らないようご注意ください。
レンズの取り出し方
レンズをキズつけないように、爪を立てず容器のカーブに沿うようにして人さし指の腹でそっと容器から取り出します。
レンズに触れる前は必ず手を洗いましょう。
濡れた手はよく拭いてからレンズをお取り扱いください。
レンズの表裏の見分け方
レンズには表裏があります。レンズは製造時パッケージングされた際には表裏が正しい状態で出荷されますが、輸送中や保管中などに表裏が反転することがあります。これは、ソフトコンタクトレンズの素材自体が柔らかいことによる現象ともいえます。しかし、裏返して装用すると、目の中でずれたり、異物感、物が見えにくいといった症状の原因となります。
レンズの形状によるチェック
レンズを指のさきにのせて、横から見たときに、正しい状態であればレンズは自然なカーブを描きますが、裏返しの状態の場合、レンズのエッジ(ふち)が外側に向いているように見えます。
正しい状態
裏返しの状態
123マークによるチェック
レンズのフロントカーブ側(外面)にある数字が、正しく“123”と見えるかどうか確認してください。
※カラーコンタクトレンズ(ディファイン® シリーズ)及び乱視用コンタクトレンズには123マークがついていません。
※乱視用コンタクトレンズにはスクライブマークがついています。(製品用語・表示マーク 参照)
装用前のレンズ確認
以下のような異常がないか、レンズをよく確認してください。
- ● 破れ・キズ
- ● 変形・変色
- ● 異物付着
- ● レンズが2枚以上重なっている
これらの異常のあるレンズを装用すると、装用中に痛みや刺激を感じたり、目を傷つけたり、適正な視力が得られないことがあります。
レンズケアについて
1日使い捨てタイプ
1日使い捨てタイプはレンズケアは不要です。ただし、目から一度はずした場合再装用ができません。
2週間交換タイプ
2週間交換タイプは毎日のケアが必要です。きちんとケアをしないと、レンズが汚れて目のトラブルの原因になります。
2週間交換タイプの基本的なケア方法例
マルチパーパスソリューション*のケア用品を使用する場合
レンズに触れる前に、必ずせっけんで手を洗いましょう。手の汚れは水だけでは落ちません。
レンズを手のひらにのせケア用品をそそいで、指の腹でゆっくり両面をこすり洗いしましょう。
こすり洗い後、ケア用品で十分にすすぎましょう。水道水は絶対に使用しないでください。
ケースにレンズが浸る量のケア用品を入れ、凹んでいる面が上になるようにレンズを入れ、一定時間置きましょう。※ケア用品により時間が異なります。
手をせっけんでよく洗い、取り出したレンズをケア用品ですすいでから装用しましょう。
レンズケア用品(化学消毒剤)について
ケア用品にはマルチパーパスソリューション*といわれるタイプや、中和して使うタイプ等があります。ご使用のレンズ、目の状態によって使えないものもあります。眼科で指示されたものをケア用品の説明書に従ってご使用ください。
レンズケースもケアが大事
レンズケースに細菌やカビが増えないように、消毒液は毎回必ず捨ててレンズケースをケア用品でよく洗い、フタを開けたまま自然乾燥させましょう。また約3ヵ月を目安に新品のケースと交換しましょう。
*マルチパーパスソリューション(MPS):1剤で洗浄・すすぎ・消毒・保存ができるケア用品
異常がある場合はご使用にならず、
弊社までご連絡ください。