

痛い目に、あう前に。知っておこう
監修:鈴木崇先生(東邦大学医療センター大森病院)
感染症


角膜の表面の傷からばい菌が侵入すると角膜の表面に感染し、角膜が白くなったりします。
ドライアイ


涙が少ない場合は、角膜の表面に傷ができやすくなります。
アレルギー


レンズやレンズに付着したタンパクに対して、結膜が強いアレルギー反応を起こす場合があります。
酸素不足


過剰なレンズ装用により、角膜に必要な酸素が供給されず、角膜が腫れたり、角膜に血管が侵入したりします。
眼障害の中には初期症状がほとんどないものも数多くあります。調子が良いと思っても眼科で目をチェックしてもらうことが大切です。


破損
原因
▲ レンズを容器から取り出す際や、装着脱時及びケア時に破損することが考えられます。
▲ レンズを装用された際の環境などの影響により、レンズ表面が乾燥して破損することが考えられます。
予防・対策
● 容器を開封する前に、レンズが保存液の中に浸っていることを確認してください。
● レンズがホイルや容器に張り付いている場合は、容器を軽く振ってレンズを保存液の中に戻してください。
● 本サイト内、レンズの取り出し方に従って、レンズを取り出してください。
● 空調設備などからの風が直接あたるような環境下での装用は避けてください。
● レンズケアが必要な製品では、ケア用品に十分浸かる状態でレンズ保管を行ってください。


変形・折れ・縁の波打ち
原因
▲ 輸送中の揺れや衝撃により、レンズがホイルや容器の内側に張り付いたり折れることがあります。その形状を保持してしまい、変形することが考えられます。
▲ 容器内またはレンズケース内で、レンズが保存液やケア用品に十分に浸っていない場合は、縁(ふち)部分の水分が不足して波打つような形状になることが考えられます。
レンズがホイルや容器の
内側に張り付いている状態
レンズが折れている状態
レンズが保存液の中に
浸っていない状態
予防・対策
● 容器を開封する前に、レンズが保存液の中に浸っていることを確認してください。
● レンズが保存液の中に浸っていない、またはレンズがホイルや容器の内側に張り付いている場合は、容器を振るか、ホイルや容器を指で弾いて保存液の中に戻し、レンズに十分な水分を含ませてから開封してください。
● レンズケアが必要な製品では、レンズ洗浄後、レンズケースにレンズ全体が浸かる量のケア用品を入れ、レンズをしっかり浸して保管を行ってください。
レンズが保存液/ケア用品の中に浸っている状態


中心に白い円状痕
原因
▲ 高温で一定時間保管されることにより、稀に保存液の成分が析出し、レンズ上に白く沈着することがあります。
予防・対策
● アキュビュー® 製品は、室温(1~30℃)での保管をお願いしています。下記の「製品の保管の注意点」をご参照いただき、高温環境下での長時間保管は避け、室温で保管してください。
製品の保管の注意点
製品の保管⽅法
● 室温(1〜30℃)で保管
※室温(1〜30℃)出典 : 日本薬局方
● 直射日光を避け、箱に入れて保管
※マーク(直射日光を避けて保管)の表示がある製品が対象
● 清潔な場所で保管
高温・低温の環境下で長時間保管しないようにご注意ください。
● 高温・低温下での保管によって製品に異常が起こることがあります。
● レンズを取り出した際、レンズに異常がないか確認してください。万が一、レンズに異常がある場合は使用しないでください。
特に以下のような場所での長時間の保管はお避けください。
自動車の車内
暖房の近く
お風呂場や洗面所
家電製品の近く
窓の近く
0℃以下の環境


付着物
原因
▲ 涙に含まれる成分(タンパク質・脂質)や、ホコリなど生活上の様々な物質、外因性の物質(ハンドクリーム・化粧品・整髪料等に含まれる油分)が付着していることが考えられます。
予防・対策
● レンズの装着脱の前に、必ず手をよく洗ってください。
● お化粧はレンズをつけてから、お化粧落としはレンズをはずしてから行ってください。目の周辺にお化粧をされる際は、レンズに化粧品などが付着しないようにご注意ください。
● レンズケアが必要な製品では、レンズをはずした直後にケアをしてください。
『シリコーンハイドロゲルレンズ』の注意点
一般的に、シリコーンハイドロゲルレンズは、油分の汚れが付着してしまうと除去しにくいという特徴があります。手洗いをしっかり行った上で、着脱を行ってください。
その他 コンタクトレンズの不具合/眼障害の例について
異常がある場合はご使用にならず、
弊社までご連絡ください。