乱視は矯正した方がいい?正しい矯正方法を知って悩みを解決しよう

乱視は矯正した方がいい?正しい矯正方法を知って悩みを解決しよう

乱視は矯正した方がいい?正しい矯正方法を知って悩みを解決しよう

近視や遠視については比較的多くの人が知っていますが、「乱視」について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか? 実は、程度の差こそあれ、私たちはほぼ全員が乱視を持っているとされています。ごく弱い乱視であれば気づかない人もいますが、ある程度以上の乱視があると、ものが見えづらいために日常生活に支障をきたすことがあります。ここでは、乱視の原因やその矯正法について解説します。
作成日: 2022/12/15
更新日: 2023/03/14

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目次

 
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乱視の原因は?

私たちの目に入ってきた光は、角膜や水晶体といった部位を通過して、目の後ろ側にある網膜という場所にまで到達します。このとき私たちの目は、光を目の中でうまく屈折させ、網膜でしっかりと像が結ばれるようにしています。網膜のところで適切に像が結ばれている状態を正視(せいし)といい、これがいわゆる「遠くにピントが合った」状態のことです。
一方、角膜や水晶体といった光の通り道に何らかの異常があり、遠くにピントをうまく合わせることができない状態のことを「屈折異常」といいます。屈折異常には、遠視や近視、乱視などがあります(下図)。このうち乱視は、角膜や水晶体の形に歪みがあることが原因で、目に入った光を1点に集めることができない状態のことをいいます。

図 屈折異常 近視、乱視、遠視
図 屈折異常 近視、乱視、遠視

図 屈折異常 近視、乱視、遠視
乱視は、いわゆる「黒目」の部分にあたる角膜や、レンズの役割をしている水晶体に歪みやデコボコなどがあることで起こります。

乱視は矯正が必要?矯正法は?

多くの人は、乱視など自分とは関係ないと思っているかもしれません。しかし実は、程度の差こそあれ、ほぼすべての人に乱視がみられると言われています。軽度の乱視であれば日常生活に支障が出ることはありませんが、中等度以上の強い乱視は、視力低下や眼精疲労などの原因にもなりますので、矯正が必要です。
乱視は、大きく「正乱視」と「不正乱視」の2種類に分けられています。そのうち、「正乱視」の場合は、一方向にのみ度数が入っている乱視用のレンズ(メガネまたはコンタクトレンズ)を使って矯正することができます。また、屈折矯正手術でも乱視を矯正することができます。
一方、「不正乱視」は、メガネで矯正することができません。角膜の表面にあるデコボコの影響を軽減させる必要があるため、ハードコンタクトレンズで矯正します。ハードコンタクトレンズを使うと、レンズと角膜の隙間にできる涙の層がレンズと同じようなはたらきをするため、不正乱視を矯正することができるのです。

屈折矯正手術:レーシック、有水晶体眼内コンタクトレンズ(ICL)

手術によって乱視を矯正する方法もあります。角膜の一部にレーザーを当てて矯正する「レーシック」という方法のほか、目の中にレンズを挿入する「有水晶体眼内コンタクトレンズ(ICL)」という方法で矯正が行われています。
屈折矯正手術を受けられる基準を満たしている方は、レーシックやICLによって良好な視力を得ることができます。しかし、老眼が始まる40代以降の方は、手術後に近くが見づらいと感じる場合もあります。興味のある方は、まず眼科医に相談してみましょう。

水晶体再建術:乱視用眼内レンズ

手術で水晶体を摘出した後に、乱視用の眼内レンズを入れて乱視を矯正します。
眼内レンズにもさまざまな種類がありますので、水晶体再建術を受ける方は、どのレンズを使ったらよいか眼科医と事前によく相談しましょう。

図 屈折異常 近視、乱視、遠視
図 屈折異常 近視、乱視、遠視

乱視矯正の方法や程度は、人によってさまざまです。乱視の種類、本人の見え方や感じ方、ライフスタイルなどに合わせて最適な方法を選択します。矯正が十分でなかったり、その人に合っていなかったりすると、見にくさが残ったり、眼精疲労を起こしたりするほか、矯正前よりもかえって不快になってしまうケースもあります。乱視を矯正する場合には、決して自己判断はせず、必ず眼科を受診した上で適切な矯正法を選択してください。

乱視に関するよくある疑問

乱視の矯正はいつから始めればいい?

乱視がごく軽度である場合は、そのままにしていても特に問題ありませんが、日常生活に支障が出ているようであれば矯正が必要です。早めに眼科を受診して相談しましょう。
特に幼い時期に乱視などの屈折異常があると、視力の正常な発達に影響が及ぶこともありますので、3歳児健診を受ける、あるいは異常に気づいたら早めに眼科を受診するなど、適切に対処してください。

乱視を見つけるにはどうすればいい?

自分の視界が、乱視特有の見え方になっていないか確認しましょう。
一般的な乱視の症状としては、ものが二重に見える、にじんで見える、歪んで見える、ぼやけて見える、まぶしさを感じやすい、などがあります。また、まぶたを細めずに遠くにある建物の窓枠を見たときに、横枠よりも縦枠がよりはっきり見えるような場合には、乱視の可能性があります。ただし、軽い乱視の場合には、これらの症状が見られないこともあります。

乱視はどのように矯正する?

多くの場合、メガネやコンタクトレンズを使って矯正します。人によって必要な矯正の種類や程度が異なりますので、必ず眼科で検査を受けてから矯正を始めてください。

種類が豊富になった乱視用コンタクトレンズ

乱視の矯正は、メガネ以外にコンタクトレンズで行うこともできます。乱視用コンタクトレンズ(トーリックコンタクトレンズ)でも、近視や遠視の矯正が同時に行えます。
乱視用コンタクトレンズに興味のある方は、眼科医と相談した上で、自分の目に合った製品を選んでください。

アキュビュー® の乱視用ソフトコンタクトレンズには、次のような製品があります。
https://acuvuevision.jp/contact-lenses/acuvue-oasys-1-day-astigmatism

まとめ

乱視は、程度の差こそあれ、誰もがもっている非常にありふれた状態です。ごく軽度で自覚症状がない場合は特に対処する必要がありませんが、日常生活に支障が出ているような場合は、メガネやコンタクトレンズによる矯正が必要です。乱視の矯正は、適切に行わないとかえって目や体の不調を招いてしまうこともありますので、眼科できちんと検査・指導を受けた上で、自分に合った矯正方法を選択してください。

参考サイト

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Acuvueから乱視用新製品が登場

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