
ドライアイの症状を引き起こす原因とは?考えられる理由と対処方法について

ドライアイの症状を引き起こす原因と対処法
ドライアイは、ただの目の乾燥と思いがちですが、実は「目の病気」なのです。涙は目が乾かないよう絶えず分泌されており、目の表面を滑らかにすることで物をクリアに見ることができたり、角膜に栄養や酸素を送ったり、まばたきをスムーズにしたりするなど、重要な働きをしています。
ドライアイとは、涙の量が減ったり質が不安定になったりしている状態です。一方、単なる目の乾燥の場合、涙自体は安定しています。涙自体に問題がなくても、つまりドライアイではなかったとしても、パソコン作業やゲームなど集中して物を見る作業が長時間続くと、その間まばたきの数が減り、目が乾燥してしまうのです。
涙が正常であれば、適度に休憩をとって意識的にまばたきしたり、部屋の乾燥に注意したりすることで、自然と目がうるおいます。しかし、ドライアイの場合は、眼科医による適切な診断と治療が大切です。
では、どのようなシーンでドライアイの症状を感じるのでしょうか。ここでは、具体的に考えられるシーンとそれぞれの場合の対処法についてご紹介します。

コンタクトレンズの装用
コンタクトレンズを装用すると、涙が分断されてレンズ表面の涙の層が薄く不安定になります。その状態でまばたきをした際に、まぶたとレンズの摩擦により生じた刺激が不快感につながり、ドライアイの症状を引き起こすといわれています。
コンタクトレンズの装用による目の乾燥感が気になる場合は、まず眼科医に相談しましょう。
スマートフォンやパソコンの長時間使用
スマートフォンやパソコンの画面を集中して見ているときは、どうしてもまばたきの回数が減少してしまい、ドライアイの症状を助長することがあります。目の乾燥を防ぐために、まばたきの回数を意識的に増やすとよいでしょう。また、目を酷使しすぎないよう、適宜休憩をとることも大切です。
エアコンなどで空気が乾燥した環境
エアコンの使用で湿度が下がり、空気が乾燥した部屋で過ごしていると、涙が蒸発しやすくなり、ドライアイの症状を感じることがあります。
エアコンの使用中に目の乾燥を感じたら、こまめな調節を心がけましょう。また、エアコンの風が直接あたらないように気をつけてみるのもよいでしょう。
まとめ
毎日の生活習慣を見直すことで、ドライアイの症状を軽減することができる場合があります。乾きの軽減を目指したコンタクトレンズの素材も開発されていますので、コンタクトレンズを装用されている方は、眼科医に相談してみるのも良いでしょう。


