視力とは?コンタクトレンズで視力が低下することはない?

視力とは?コンタクトレンズで視力が低下することはない?

視力とは?コンタクトレンズで視力が低下することはない?

誰もが学校や会社で一度は視力検査を受けたことがあるはずです。そもそも「視力が下がる」とはどういうことなのでしょう。また、「コンタクトレンズをつけると視力が低下する」という人もいますが、果たして本当なのでしょうか。ここでは、視力低下のしくみや視力の種類について解説します。
作成日: 2022/12/13
更新日: 2024/05/16

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目次

 

視力とは?

視力とは、物体の存在や形を認識する能力です。視力検査では、どの程度まで細かく見えるのかを測定します。視力はあくまでも目の見分ける力を数値化したもので、装用するコンタクトレンズやメガネの「度数」とは異なります。

視力の種類

「視力」は、測定方法によっていくつかの種類に分類されます。

中心視力

網膜の中心(中心窩)で見たときの視力です。一般的に視力といえば、中心視力のことを指します。

中心外視力

中心窩以外の部分で見たときの視力です。中心窩の視力に比べて、視力は大幅に低くなります。

裸眼視力

コンタクトレンズやメガネを装用していないときの視力です。

矯正視力

コンタクトレンズやメガネを装用しているときの視力です。

片眼視力

片眼のみの視力です。

両眼視力

同時に両方の目を使って見た場合の視力です。

静止視力

静止している物体を見分ける力です。

動体視力

動いている物体を的確に見分ける力です。スポーツなどにおいて重要とされています。

深視力

対象物の立体感や遠近感を見分ける力です。大型免許や第二種免許などを取得する際に必要とされます。

近見視力

30cmの距離で測定する視力です。近見視力が低下すると、パソコン作業や読書など、近くを見る作業に支障が出ます。

遠見視力

5mの距離で測定する視力です。学校や職場の健康診断で測定される視力のほとんどが、遠見視力です。

視力低下のしくみ

視力の低下の例として、「調節力の低下」と「屈折力の異常」、「白内障などの眼の病気」の3つがあげられます。調節力の低下は、厚くなったり薄くなったりすることでピント調節をする水晶体が、年齢とともに固くなり、ピントが合わせづらくなることを指します。屈折力の異常は、眼が光を曲げる力が強すぎたり弱すぎたり不均一だったりすることで、網膜の上で焦点が合わず、ものが見えづらくなることを指します。

コンタクトレンズで視力が低下するって本当?

「コンタクトレンズをつけたら、視力が低下する」という話を聞いたことはないでしょうか。間違った使い方をしていると、視力低下などのトラブルを引き起こす可能性がありますが、コンタクトレンズの使用自体と視力低下の因果関係については、不明です。大切なのは、眼科医の判断の元で、自分に合ったコンタクトレンズを使用することです。

まとめ

視力とは、対象物の存在や形状を認識するための能力で、さまざまな種類があります。

コンタクトレンズは視力の矯正に役立つものですが、間違った使い方をしていると、視力低下などのトラブルにつながる可能性があります。眼科医の指導のもと、コンタクトレンズを正しく使い、目の健康を守っていきましょう。

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