コンタクトレンズの度数に限界はあるの?レンズの厚みと度数の関係とは?
視力の最小値は?
コンタクトレンズの度数を決める際、アルファベットのCの形に似た「ランドルト環」というマークの切れ目を見分ける視力検査を行います。検査の結果、「1.0」「0.5」などの数値で視力が表されますが、視力の最小値は「0.01」だと思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、視力には0.01よりも低い段階があります。0.01未満の場合は、ランドルト環による視力検査ではなく他の方法を用います。検査担当者が示す指の数が何本かを答えて、正しく数えられる最短距離から視力を測定する「指数弁」といった方法などです。
コンタクトレンズの度数の限界とは?
では、コンタクトレンズの度数はどの程度まで対応しているのでしょうか?
コンタクトレンズの厚みの限界
コンタクトレンズの度数を上げるには、メガネと同じようにレンズを分厚くすればいいのです。しかし、コンタクトレンズは目に密着するものなので、厚みがありすぎると装用に支障が出てしまいます。つまりコンタクトレンズの厚みには一定の限度があるということです。
コンタクトレンズの度数の限界
レンズの厚みに限界があるということは、レンズの度数にも限界があるということです。アキュビュー® の主な使い捨てコンタクトレンズの場合、近視用のマイナスレンズが「-12.00D」まで、遠視用のプラスレンズが「+5.00D」まで対応しています。
コンタクトレンズの度数を高くしすぎてはいけない理由
「少しでもハッキリ見えたほうがいいだろう」と、本来よりも高い度数のコンタクトレンズを買いたいと思う人もいるかもしれません。しかし、近視の場合、レンズ度数を高くしすぎると遠視の状態になり、水晶体の厚みを変えて目の調節を行う毛様体筋が疲弊して、目の疲れにつながります。
一人ひとりに必要な度数は仕事やライフスタイルによっても異なるため、コンタクトレンズの度数は高ければいいものではないのです。
まとめ
コンタクトレンズの度数は高いほうがいい、ということはなく、自分の目の状態にあった度数のレンズを使用する必要があるため、眼科医の指示に従って使用しましょう。もし見え方に違和感を覚えたり、もっと度数をあげたほうがよいのではないか、と思った場合も、まずは眼科医に相談するようにしましょう。
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