アキュビュー® 【公式】 目目(マメ)知識 目は最高のコミュニケーションツール

 

見た目で人を判断してしまうこと、ありませんか。私達には目で見た情報を重視する傾向があります。ですから、上辺だけを見て、ときに誤った判断をしてしまうのです。では、視覚から得た情報は、私達の判断にどれほど影響するのでしょうか。

 

 

表情が55%

非言語コミュニケーション(言葉以外で伝えること)の重要性を数値化して示した例があります。アメリカの心理学者メラビアンが導きだした「メラビアンの法則」です。これによると、言語から伝わる情報は、わずか7%で、残りを言葉以外の非言語コミュニケーションに頼っているというのです。その割合はそれぞれ、聴覚(話すスピードや口調)から38%、視覚(顔の表情や動作)から55%となっています。視覚が半分以上を占めています。

具体的な例をあげてみましょう。「きみを愛しているよ」と言うその人の視線が、あなたに注がれるのではなく、どこか別の場所をさまよっていたら…、あるいは、その顔に作り笑いを浮かべていたとしたら…。あなたはその『言葉の意味』をどう解釈するでしょう。口にした言葉の意味と、表情から受ける印象が異なる場合、私達は強い違和感を覚えます。視覚情報が、判断を大きく左右するのです。

 

 

目の挨拶は6分の1秒

「顔色を伺う」という言葉があります。表情は、感情を映す鏡です。そして表情を決定づけているのが「目」です。しかも、目によるコミュニケーションのスピードは驚くほど早いのです。オーストリアの動物学者アイブルフェルトの研究によると、目による会話は、わずか6分の1秒のうちに交わされているそうです。相手を見て眉をちょっと上げるように動かすだけで「あなたを見ていますよ」と伝えることができる。こうしたコミュニケーションは、大人だけでなく、幼い子供たちも無意識に行っていて、国や文化も問いません。

万国共通、老若男女を問わず、目が口ほどにものを言うのです。