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2016.9.21

米ジョンソン・エンド・ジョンソンがアボット・メディカル・オプティクスの買収を発表
眼科領域で世界的リーダーシップの強化を目指す
ビジョンケアビジネスに白内障と屈折矯正手術を追加

(ジョンソン・エンド・ジョンソンが米国で発表した プレスリリース の和訳)

2016年9月16日 ニューブランズウィック、NJ – ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)は、本日、アボット・ラボラトリーズの子会社アボット・メディカル・オプティクス(AMO)を43億2500万ドルにて買収することで合意に至ったと発表しました。AMOの2015年の売上高は約11億ドル。白内障手術、レーザー屈折矯正手術及びコンシューマー向け製品の3つの眼科治療領域が含まれます。

「眼科領域はヘルスケアカテゴリーの中で、最も規模が大きく成長が早いにも関わらず、未だに十分なケアが提供されていない分野の一つです。」ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアのカンパニー・グループ・チェアマン アシュリー・マッケボイはこのように述べています。「今回、競争力を持ち差別化された眼科手術関連の製品を持つAMOの買収により、弊社がアキュビュー® ブランドで世界的にリードしているコンタクトレンズ事業との相乗効果が発揮され、眼科領域におけるビジネスを拡大することができます。重要なことは、我々が、最も一般的に行われている外科手術であり、予防可能であるにもかかわらず失明の第一の原因である白内障手術の領域に進出するということです。」

AMOは眼科手術におけるグローバルリーダーで、白内障で使用される眼内レンズは世界的に支持されています。WHOによると、加齢に伴う白内障による失明は、世界で約2000万人に達しており、さらに、少なくとも1億眼が、白内障により視力が低下した状態にあると試算されています。また、これらの数値は人口と寿命の伸びに伴って着実に増加しています。

AMOは白内障関連事業に加え、眼科手術の精度を上げ、近視、遠視、乱視を矯正するレーシック技術を有しています。また、この買収には、ドライアイ用目薬、コンタクトレンズユーザー向けのマルチパーパスソリューション(MPS)および過酸化水素タイプの消毒剤といったコンシューマー向け製品も含まれています。

この買収手続きは2017年3月末までに完了する見込みで、その際に調整後一株あたり利益※は、やや増加します。買収手続きの完了には、独占禁止法上の認可およびその他買収にかかわる通常の手続きを完了することが条件になります。この買収完了後は、ビジョンケアの新たな部門と位置づけ、売上については医療機器事業に含めて報告する予定です。

<ジョンソン・エンド・ジョンソンについて>

世界の人々をケアすること ―― これが私たちジョンソン・エンド・ジョンソンの原点です。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、研究と科学を大切にしています。それは、これらの二つが人々の健康と幸せにつながる革新的なアイデアや製品、サービスを生むための原動力となっているからです。250社を超える世界各国のジョンソン・エンド・ジョンソングループ各社では、約127,500人の社員がヘルスケア分野におけるパートナーと連携し、世界中の何十億の人々の生活に日々関わっています。

<ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアについて>

ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアは、人々の一生を通して眼の健康に関する製品・サービスを提供する会社です。1987年に世界初の使い捨てソフトコンタクトレンズであるアキュビュー® ブランドを誕生させて以来、業界に、革新性と、品質の高い製品、そして科学的な進化を、繰り返しもたらしてきました。フロリダ州ジャクソンビルに本社を置き、社員数は世界で約3,000人に上ります。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

www.AcuvueProfessional.com. (英語のウェブサイト)

※調整後一株あたり利益には、無形固定資産の償却費用、並びに棚卸資産の時価評価増、再編、統合、その他この買収手続きに要する費用などの特別項目は含まれておりません。 調整後一株あたり利益は米国会計原則に基づく財務指標ではなく、米国会計原則に基づく結果に代わるものではありません。