保護者の方へ

なぜ、矯正が必要?

お子さまが診断された近視・遠視・乱視。よく耳にする言葉ですが、どのような状態をいうのでしょうか?
メガネやコンタクトレンズで矯正をお考えの皆さまに、まずは目のしくみについてご紹介します。

目のしくみ

begin-parents-001-001.gif
イメージ図

水晶体

角膜とともにカメラのレンズの役割をする。厚さを変えてピント合わせをする機能もある。近くを見るときは膨らむ。

角膜

眼球の最も外側にある透明な膜です。いわゆるくろ目。カメラのレンズにあたる。

網膜

カメラのフィルムに相当し、網膜にあたった光の情報が視神経を通して脳に伝達される。

上の図のように、外から来た光が角膜や水晶体を通して屈折し、目の奥の網膜上に像を結ぶことで、私たちはものをはっきりと見ることができます。角膜や水晶体の屈折力と目の奥行き(眼軸長)のバランスが悪いために、遠くからの光が、網膜上でピントが合わない状態を、近視や遠視、乱視などの屈折異常と呼びます。

近視

遠くからの光が、網膜より前にピントが合ってしまう状態です。近くのものははっきり見えますが、遠くのものが、ぼやけて見えます。

遠視

遠くからの光が、網膜より後ろでピントが合ってしまう状態です。弱い遠視の場合は、目に負担をかけて水晶体を膨らませることで、遠くも近くもはっきりと見ることができますが、目が疲れやすいなどの症状があらわれることがあります。強い遠視の場合は、それができないため、遠くも近くもはっきりと見ることができません。

乱視

遠くからの光が、一点にピントが合わない状態です。乱視の角膜は、球形ではなくラクビーボールのようにつぶれた形をしているため、たて方向とよこ方向で屈折力が異なります。そのため、たて方向の光とよこ方向の光が一点にピントが合わず、二重に見えたり、にじんで見えます。