アキュビュー® 【公式】 目目(マメ)知識 自分の利き目、知ってる?

 

利き手、利き足があるように、人には「利き目」があります。利き目を日常的に意識する機会はほとんどありません。あなたは、自分の利き目が左右のどちらか、ご存じでしたか。

 

 

利き目を知る簡単な方法

自分の利き目を確認する方法はとても簡単です。両手の親指と人差し指で輪を作り、腕を伸ばして、輪の中の1点を定めて見つめます。この状態で、片方ずつ交互に目をつぶります。見え方が変わらなければ、それが利き目です。見つめていた1点が、輪の中に見えなくなったなら、それは利き目ではありません。カメラのファインダーなどを覗く時に使う目と、利き目は一致していましたか。

 

 

左目利きは、不便じゃない!?

左手利きの人のために、左利き用の道具がたくさん出回っています。ハサミ、包丁、ゴルフクラブ、ギター等々。日本人の9割近く※1が右利きだと言われていますから、左利きはずいぶん少数派です。にもかかわらず、左利きに対応した道具は色々と用意されています。

一方、左目利きの場合はどうでしょう。一般的な統計によると、右目利きが、6~7割程度だと言われ、残りの3~4割が、左目利きです※2。過半数は右目利きですが、左目利きの人もけっこういます。しかし、左目利き専用の道具を見かけることはありません。左目利きでも不便がないからでしょうか。決してそうではありません。例えば、一眼レフカメラのファインダーは、右目で覗きやすくつくられています。努めて、右目を使っている人もいますが、中には、そうできない人もいます。カメラ操作時に不便を感じる人がいるのです。

これまであなたは、利き目を意識せずに暮らしてきたかもしれません。しかし、カメラの例にあるとおり、利き目の違いからなんらかの違和感を持って暮らす人たちがいます。利き手と利き目が左右バラバラの人もいます。その人達のことを少しだけ想像してみてください。人は往々にして自分と異なる視点に立ちにくいものですから。

※1 出典:株式会社リサーチパネル ウェブアンケート「利き手はどちら?」2013年4月調査
※2 出典:筑波大学体育科学系 浅見高明、同 石島繁、学習院女子短大 種谷明美 バイオメカニズム学会誌「大学競技選手の利き手、利き足、利き体側、利き目の特徴」1983年05月