アキュビュー® 【公式】 目目(マメ)知識 「ものもらい」は、もらえない?!

 

目に違和感を感じて、ふと鏡を見ると、まぶたがぷっくりと腫れていてビックリ! こんな経験はありませんか。近畿地方では「めばちこ」、北陸や九州の一部では「めもらい」と呼ばれる目の病気です。呼び名はこの他に「めいぼ」「めこじき」「めっぱ」「おひめさん」等、地域により様々です。正式には、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)という名で、最も一般的な俗称は「ものもらい」です。

 

 

呼び名の由来

ところで、この「ものもらい」という呼び名の由来をご存知ですか。
全国各地に「この病気を治すには、人からものをもらうと良い」という意味合いの言い伝えが残っています。たとえば、「三軒の家から米をもらって食べると治る」という伝え話が残る地方があります。このような言い伝えが、どのようにして生まれたのか定かではありませんが、「ものもらい」という呼び名の由来になっていることは間違いないようです。

 

 

ものもらいは、うつらない。

「ものもらい」という呼び名から受ける印象に起因しているのでしょう。ものもらいは「うつる病気」と考える人が少なからずいます。ところが、ものもらいが人からうつることは決してありません。なぜならば、その原因がウィルスによるものではないからです。つまり、ものもらいを、人からもらってしまうことはないのです。

ものもらいは、目に細菌が入ることで引き起こされる病気ですが、他にも、体調の乱れ・飲酒・ストレス、疲れ等が関係している場合があります。予防は、なにより衛生管理、まぶた周辺を清潔に保つことが大切です。加えて規則正しい生活を心掛けましょう。