アキュビュー® 【公式】 目目(マメ)知識 目のつく漢字あれこれ、あなたは知っていましたか?

 

漢字「目」とは

「目」は、人の目をかたどって描かれた象形文字が起源とされています。同様に象形文字がルーツの漢字には、木、山、火、耳などがあります。ここでは、目を偏やつくりに持つ漢字と、それを含む熟語をいくつかご紹介いたします。

 

 

知って楽しい漢字の意味と成り立ち

木+目=相
「相」(そう、あい)は、木と目をあわせた会意文字()です。目が木に向かい合うさまから、よく見て調べる、という意味があります。同様に向かい合っていることから「互いに」「助ける」などの意味が生まれました。相を含む熟語には、人相、相談、相場、相手、首相、などがあります。

 会意文字=複数の文字のいずれからも意義をとって構成される文字

国のリーダーである首相は、その国の人々の幸せのために、健康を守ったり、仕事をしやすくしたりする機関の責任者です。「相」の意味をよく示す言葉の好例です。

「直」の字は、もともと「目」の上に「|(直線)」を引いたことが始まりです。それが変化して、今の漢字になりました。意味は「まっすぐに見る」「まっすぐ」「ただちに」などです。では「直」が三つ重なった「矗」(シュク・チク)は、どのような意味になるでしょうか。直が三つで、「真っ直ぐに高くそびえ立つ」「まっすぐにたつさま」などの意味になります。人の名前に使われた場合には、のぶ、なおみ、ひとしなどの読み方があるようです。

目+愛=瞹(曖)
「愛」は、胸が詰まって仰け反るさまを表した字。それに「目」がつくと、「ぼんやりした」「薄暗くてはっきりしない」「あやふや」などの意味になります。

愛は目に見えません。見ようとしても、あやふやでよく見えないものです。曖昧模糊とした愛をしっかりと感じるには、目ではなく、心を開くことが必要なのかもしれませんね。