q.png
Q

涙はどうしてしょっぱいのですか? 涙はどんな成分でできているの?

a.png
A

涙をなめるとしょっぱいと感じるのは、涙に電解質である塩化ナトリウムが含まれているからです。涙は約98%が水で、塩化ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質、タンパク質(リゾチーム、ラクトフェリン、リポカリンなど)、ビタミンA、酵素、などが含まれています。これらに、まぶたの縁にあるマイボーム腺から分泌される油分(脂質)や、角膜(黒目)や結膜(白目やまぶたの裏)で分泌されるムチンという成分が加わって、涙は構成されます。これらの成分は、目を感染から守る、目の細胞の活動(分化・分裂)をコントロールする、涙の安定性を高めて目を乾燥から守る、まばたきを円滑にするといった役割を果たしています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。