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玉ねぎを切ったとき、あくびをしたとき、悲しいとき、いろいろなシーンで涙が出ますが、どう違うのですか?

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涙の分泌は、自律神経、中でもリラックスしているときに働く副交感神経が関わっており、大きくわけて3つのタイプがあります。
1つ目は、常に目の表面をおおい、目を乾燥から守ったり、目に酸素や栄養を届けたりする働きをしている「基礎分泌の涙」です。基礎分泌の涙が減少するとドライアイになります。
2つ目は、「反射性の涙」といって、玉ねぎを切ったり、ゴミや煙が目に入ったりしたときに出る涙です。角膜にある知覚神経が刺激を感知すると、瞬時に反射性の涙が分泌されて異物を洗い流し刺激が和らぎます。涙には目の表面の傷を修復する成分が含まれており、障害の回復を手助けします。また、冷たい空気や風にさらされると目の表面の温度が低下しますが、少しの温度変化も角膜の知覚神経が感知して反射性の涙が分泌され、目の温度が一定に保たれます。
3つ目は、悲しいときや感動したときなど、感情によってあふれ出る「情動性の涙」です。共感に関係する脳の前頭前野が働くことで、副交感神経がより活発になり、大量の涙が分泌されます。この涙には副腎皮質刺激ホルモンが高濃度で含まれていることから、ストレスによってつくられた、体にとって余計な物質を外に排出する役割を果たしているのではないかといわれています。
では、なぜソフトコンタクトレンズを装用しても、反射性の涙が出ないのでしょうか?同じレンズでもハードコンタクトレンズで異物感や痛みを感じやすいのは、瞬きで角膜の上をレンズが動くからです。一方、ソフトコンタクトレンズは角膜全体を覆うため、角膜の知覚が感じにくい状態になります。ソフトコンタクトレンズは非常にやわらかく、目や涙になじみやすい素材でできている上に、瞬きをしてもほとんど動かないため目にとって刺激になりにくいのです。
目の健康にとって、目に刺激を与えることのない、自然なつけ心地が得られるレンズが理想的ではありますが、目に傷などのトラブルがあってもソフトコンタクトレンズ装用中は痛みを感じにくい場合があるということを忘れずに、レンズをはずした後も痛みや違和感がないか確認するようにしましょう。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。