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Q

目も肌のように日焼けしますか?目にもシミができるって本当ですか?

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A

白目(結膜)にもメラノサイトが存在するため、紫外線や加齢の影響によって、茶色く色素(メラニン色素)が沈着することがあります。また瞼裂斑(けんれつはん)といって、白目の一部(黒目の脇の部位)が黄色くにごって盛り上がる病気が、紫外線の影響で起きることがわかっています(写真1)。
聞きなれない病気かもしれませんが、都市部のオフィスワーカーを調査すると、約6割の人に瞼裂斑の症状が認められ、初期症状のものを合わせると約8割にも及んだという結果が出ています※1(グラフ1)。
軽度の場合、自覚症状はありませんが、将来的に、肌のシミのように、目に見えて現れてくる場合も。
瞼裂斑は、失明につながる重篤な疾患ではありません。しかし進行すると、見た目に影響するだけでなく、瞼裂斑が盛り上がっているために涙で覆われにくかったり、まばたきの際にまぶたと接触して摩擦が生じやすかったりすることで、充血やドライアイにつながるとも指摘されています。瞳の健康のために、瞳にも紫外線対策をしておきたいですね。

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※1 「都市部のオフィスワーカー眼科検診調査」金沢医科大学2010年調べ

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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。