カラーコンタクトレンズでも、酸素透過性は十分にありますか?
透明なレンズと同じように、カラーコンタクトレンズも、レンズの素材や厚みなどによって、酸素がどれだけ目に届くか(酸素透過性)が異なります。レンズ素材に関しては、現在、ほぼすべてのカラーコンタクトレンズが、水分を多く含むハイドロゲルという素材でつくられており、含水率(どれだけ水分を含んでいるか)が高い方が、酸素透過性は高くなります※1。
含水率が低かったり、レンズが厚すぎたり大きすぎると、目に届く酸素の量が少なくなり、目のトラブルの原因になるので注意が必要です。
またカラーコンタクトレンズの場合は、色素が、酸素がレンズを通る際の邪魔にならないよう、着色方法が工夫されているかどうかが大切なポイントに。残念ながらカラーコンタクトレンズの中には、酸素透過性の低いものが見受けられます。必ず眼科医の処方を受けて購入しましょう。
酸素透過性は、酸素透過率(レンズの厚みを考慮した指数)で表されていますので、参考にしてみましょう。目の健康のためには、酸素透過率24.1※2以上が必要だといわれています。※3
ワンデー アキュビュー® ディファイン® の酸素透過率33.3※2・4は、ワンデー アキュビュー®、ワンデー アキュビュー® モイスト® と同等※4です。
※1 出典:Silicone hydrogels: Structure, properties and behavior. Silicone hydrogels: Continuous-wear Contact lenses, 2nd ed (ed by Sweeny DF), p3, Butterworth-heineman, Edinburgh and others, 2004
※2 酸素透過率(Dk/L値) ×10-9 (cm・mLO2/sec・mL・mmHg) 測定条件35℃( -3.00Dの場合) Polarographic method, boundary and edge corrected
※3 Holden and Mertz, 1984
※4 J&J KK調べ
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、ひがしはら内科眼科クリニック・副院長 東原尚代先生監修のもと、編集しています。