アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) スマホと目の疲れ

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楽しく学べる瞳の情報コラム EYE LIFEアカデミー

スマホを見すぎると、目が悪くなる?

スマホを長時間使用した後、ピントが合いにくくなる、視界がぼやけるなどの症状を感じたことはありませんか。これは、近距離を見続けることから起こる一時的なピント不全で、「スマホ老眼」とも呼ばれ、目が疲れる原因の一つです。
目は、近くを見るときには、毛様体筋(ピント調節に関わる筋肉)にギュっと力を入れた状態になり、逆に遠くを見るときには、毛様体筋が緩んだ状態になります。つまり、近くをじっと見続けると、毛様体筋はずっと緊張状態となり、やがて筋肉疲労を起こしてピント調節がうまくいかなくなるというわけです。近くを見るのが得意な近視の人でも、矯正が強すぎるような場合には、近くのモノにピントが合わせづらく、疲れやすくなります。
このように、ものが見えづらくなったからといって必ずしも視力が落ちたとは限らず、目が疲れて調節力が落ちていたり、ドライアイによる目の疲労感が原因の可能性もあります。

 

スマホを見るときの注意点

  • スマホの画面は少し暗めに設定する
  • 1時間使ったら5分休む(目を閉じる、遠くの景色を眺めるなど)
  • 目を乾燥から守る(人工涙液を利用する、意識的にまばたきを増やす、部屋の湿度を適切に保つなど)
  • 電車スマホ、歩きスマホは控える(対象物が揺れたりする環境は目に負担大きい)

また、スマホ画面が目に近いほどピント不全や目の疲れを起こしやすくなります。適度に離して見るよう、心がけましょう。姿勢は、目が少し下を向くぐらいの角度がよいでしょう。こうすると、涙の蒸発を減らすことが期待できます。画面を見上げるような姿勢や〝寝ながらスマホ〟は、目を大きく広げて見ることになり、ドライアイの原因にもなるので要注意です。
大切な目のためにできることは、ほかにもあります。

 

スマホ疲れの目にはホットタオルが○

パソコンにスマホと、現代生活は、近いものを見て過ごす時間が増えています。ということは、目の筋肉はずっと頑張っているわけです。今日は疲れたなと感じているときには、目もかなり疲れているはず。目を楽な状態=緩んだ状態にしてあげましょう。
目の疲れを感じたら、冷やすのではなく、目の筋肉を温めましょう。ホットタオルやアイケア用のホットパックなどをまぶたに乗せて、じんわりと温めるのがオススメ。毛様体筋が緩み、さらに目と周囲の血流を促すことで疲労回復につながります。また目を温めることで、目への油分の分泌がスムーズになり、目の乾き対策の効果も。また、疲れ目には、ビタミンの入った目薬や内服薬が効く場合もあります。眼科で相談してみましょう。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。