アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) レンズケアのいろいろ
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レンズケアにはいろいろな方法があります
最近は、洗浄・すすぎ・消毒・保存まで1本でできるマルチパーパスソリューション(MPS)を使っている人が多いようですが、他にもケア方法があるのをご存じでしょうか? ケア方法にはそれぞれ特徴があります。眼科医の指導のもと、自分の目やレンズにあったケア方法を選ぶことが大切です。
- 煮沸消毒:専用の煮沸器で熱消毒する方法。消毒効果は高いが、熱によりレンズを劣化させる場合が。コンセントが必要。
- 過酸化水素:過酸化水素の力で洗浄・消毒を行う。熱によるレンズの劣化がないことや高い消毒効果が利点。消毒後に中和が必要になる。
- ポビドンヨード消毒:ヨウ素系の消毒剤で消毒を行う。消毒後に中和が必要。ヨードアレルギーの場合は使用できない。
- MPS:一液で洗浄・すすぎ・消毒・保存ができる消毒剤。煮沸や中和も必要ないのでケアが簡単だが、十分なこすり洗いが大切。
そもそも、なぜレンズケアが必要なのでしょう?
目に装用したレンズには、汚れや微生物がついている可能性があります。そのままにしておくと、目にキズがついてしまったり、レンズに微生物が繁殖し、キズから微生物が侵入して、角膜感染症などのトラブルを起こす可能性があります。また、レンズ汚れがドライアイの原因となることもあります。大切な目を守るために、レンズやケースを清潔に保ちましょう。
ルールを守ることが大前提!
どんなに効果の高い消毒剤でも、ルールを守って使わないと、微生物の繁殖を招いてしまうことになります。以下のポイントに注意してレンズケアをおこないましょう。 <レンズケアの重要ポイント>
- レンズを取り扱う前は手洗い
手の汚れがレンズに付着しないように、必ず手指を石鹸でよく洗いましょう - レンズはこすり洗い(MPSの場合)
こすり洗いは、レンズに付着した汚れを落とし、微生物も大幅に減らすことができる洗浄方法として欠かせないステップ。ケア剤で、レンズの表・裏をそれぞれ20~30回こすって洗います。指の腹で一定方向にこするのがコツ。 - レンズケースもケアする
いくらコンタクトレンズをきれいにしていても、ケースのケアを怠ると微生物が繁殖します。ケースも常に清潔に。使用後はMPSまたは水道水でよく洗った後、自然乾燥させます。また定期的に新しいケースに交換してください。新品のレンズに替えるときは、ケースも一緒に新しいものに交換するとよいでしょう。
※レンズケアは、医師の指導に従っておこなってください。
※消毒剤をご使用の際は、製品の添付文章をよく読み、正しくお使いください。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集していま