アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) 目の疲れの本当の原因は?

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楽しく学べる瞳の情報コラム EYE LIFEアカデミー

目の使いすぎだけじゃなかった!?

コンタクトレンズを装用していて、夕方頃になるときまって目の疲れを感じるという人は少なくありません。パソコンやスマートフォンを見るのがつらくなったり、ショボショボと不快な症状がして仕事や運転に集中できなかったりと、目の疲れは非常に悩ましいものです。こんな風に目が疲れてくるのは、目を使い過ぎたからでしょうか?

もちろん、それもあります。パソコンやスマートフォンなどのデジタル画面を見つづけたり、同じ距離のものを見つづけたりすると、脳や目の筋肉が疲労し目の疲れの原因になります。さらに、実はコンタクトレンズを装用することで起きる「CL(コンタクトレンズ)ドライアイ」が、目の疲れの原因になっていました。

 

目の疲れを生む、「CLドライアイ」とは?

コンタクトレンズを装用すると、図1のようにレンズで涙が分断されるため、レンズの表面に広がる涙はごくわずか。さらに涙を安定させる「ムチン」という成分が少ない状態になるので、レンズ表面の涙はとても不安定になります。するとレンズが乾いたり、まばたきをしたときに、まぶたとレンズで摩擦が生じたり、モノが見えづらくなったりと、いわゆるドライアイの症状が起こります。そして、こうした刺激や不快な状態が日中つづくことで、夕方になるとだんだん目が疲れてくるのです。

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症状改善のカギは、涙を安定させること。

またコンタクトレンズ自体の性能も目の疲れに関係している可能性があります。コンタクトレンズには、涙が安定するように工夫が施されているので、つけてすぐにCLドライアイになることはあまりありません。しかし乾燥した室内や、デジタル画面を見つめるといった過酷な環境で長時間装用している間に、徐々にその力が弱まると、レンズの表面に涙を安定して保てなくなり、目の乾きや疲れを引き起こす一因になることが考えられます。
症状が気になる場合は医師に相談の上、より涙が安定しやすいコンタクトレンズや目薬を使用してみてもいいかもしれません。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。