アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) エアコンと目の乾き

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楽しく学べる瞳の情報コラム EYE LIFEアカデミー

オフィスワーカーの3人に1人がドライアイ

コンタクトレンズユーザーにとって、とても不快な目の乾き。目がショボショボする、異物感がする、長時間パソコンやスマートフォンを使用していると焦点が合いづらくなるなど、いまやオフィスで働く人の1/3がこうしたドライアイの症状を抱えているといいます。デジタル画面を見つづけると目が乾きやすくなるうえ、エアコンの効いた作業環境が目の乾きを促進する要因にもなっています。

 

室内の温度と湿度をこまめにチェックしよう

冬になるとドライアイの症状が悪化する人が多くなります。これは気温や湿度が下がり、涙が不安定になるからです。コンタクトレンズを装用すると、涙はさらに不安定になります。たとえば、人にとって快適だといわれている気温25度・湿度40%の環境で安定していた涙が、乾燥した冬の室外のような気温5度・湿度10%の環境になると、まばたき後すぐに消失してしまいます。夏は冷房による冷やしすぎ、除湿しすぎに注意しましょう。冬は、加湿器などを用いて40~60%の湿度を保ちましょう。エアコンによる暖房は、石油やガスストーブに比べて湿度が下がりやすい場合があります。

 

エアコンの風にも気をつけよう

またエアコンや扇風機の風にも要注意です。風速0.5m/秒(煙で風向きがわかる程度)の風で、コンタクトレンズ表面の涙は不安定になります。自転車で早めに走ったときに受ける程度の風(風速5.5m/秒)だと、涙は瞬く間に消失してしまいます。
目の乾きが気になる人は、一度、オフィスや室内の環境を見直してみましょう。また眼科医に相談して、目が乾きにくい工夫のされたコンタクトレンズや点眼薬を使ってみるのも改善策の一つです。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。