アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) スマホ老眼

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楽しく学べる瞳の情報コラム EYE LIFEアカデミー

「スマホ老眼※1」が話題に

パソコンやスマートフォン(スマホ)で長時間作業した後、画面から目を離して遠くのモノを見ると、ピントが合いづらい、視界がぼやけるといった経験はありませんか?
最近、こうした症状を訴える人が多いようで、「スマホ老眼」として、新聞や雑誌などのメディアで話題になっています。

<イメージ図>

スマホなどの近くのモノを見るときは、毛様体筋を緊張させ水晶体を厚くすることで、光の屈折を調節してピント合わせをしています。

なぜ、スマホで老眼に?

パソコンやスマホなどのデジタル画面を長時間見つづけると、ピントを調節するときに使う目の筋肉(毛様体筋)の緊張がとけずに、こわばってしまうことがあります。この状態で遠くのモノを見ると、ピント合わせがしづらくなります。初期の「老眼」の方に認められる症状が起こるのです。
ほかにもデジタル画面に長時間集中すると、まばたきが少なくなりドライアイ状態になります。特にコンタクトレンズユーザーは目の疲れを生じやすくなります。ふつうは目を休めることで改善しますが、慢性化すると、休んでも症状が改善せず(眼精疲労)、首や肩のこり、頭痛、吐き気といった全身症状につながる場合もあり、注意が必要です。

 

疲れ目を防ぐには?

パソコンやスマホで作業する際には、次のようなことに気をつけましょう。

○1時間に10~15分休憩する※2
    目は同じ距離のものを見つづけることが苦手です。

○画面に光が映り込まないようにする
    余計な光がちらつくと、モノが見えづらく目が疲れます。

○まばたきを意識的におこなう
    パソコン作業時は、まばたきの回数がふだんの1/3程度に!

○目を温めて血流をよくする
    作業後や休憩時に、蒸しタオルなどで目を温めるといいでしょう。

※1 スマホ老眼:疾患名ではありません。
※2 VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(基発第0405001号)
厚生労働省安全衛生部労働衛生課編、VDT作業における労働衛生管理(ガイドラインと解説)、P104-116、2002

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。