アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) カラーコンタクトレンズと酸素
カラーコンタクトレンズで気をつけたい、2つのポイント
カラーコンタクトレンズは、目に直接装用するもの。たとえ度が入っていなくても、目の健康を考えた、より安全性の高いレンズを選びたいものです。清潔である、形・厚みが適切であるといった基本的なことはもちろん、カラーコンタクトレンズの場合は、透明なレンズとは違った点にも注目する必要があります。
1つは「着色方法」です。ご存じの方も多いかもしれませんが、カラーコンタクトレンズに施された色素が目に直接触れると、色素の粒子の凹凸で目を傷つけてしまう可能性があります。色素が目に直接触れないように配慮されたレンズを選びましょう。
着色部の「酸素」にも注目!
次に忘れてはならないのが「酸素」です。目の細胞が活動するためには酸素が不可欠。酸素不足になると、充血や目のトラブルの原因になります。たとえコンタクトレンズを装用していても、裸眼時と同じように十分な量の酸素が、大気中からレンズを通って目に届かなければなりません。
どれくらいの量の酸素が届くかは、製品の「酸素透過率」を見れば分かります。パッケージやホームページなどに記載されていることが多いですが、分からない場合は、眼科医や販売店に確認してみましょう。酸素透過率はDk/Lという単位で表され、一般的には24.1Dk/L以上が必要だといわれています。
さらにカラーコンタクトレンズの場合は、透明な部分だけでなく、着色部の酸素透過率にも注目してみましょう。色素の粒子が大きかったり、色素と色素の間隔が狭かったりすると、酸素の通りがさまたげられる可能性があります。
カラーコンタクトレンズの着色部を酸素が通る様子(一例) |
色素の粒子と粒子の間が十分に開いているので、レンズの中の水分に 溶け込んだ酸素は、このすき間を通って目に届きます。 |
眼科医と一緒に、ぴったりのレンズを見つけよう
あなたの目に合った、安全性の高いレンズを見極めることができるのは、眼科医だけです。せっかく装用したカラーコンタクトレンズで、目にトラブルを起こし、目元の印象を損ねてしまうようなことのないように、必ず眼科医の検査・処方を受け、ルールを守ってカラーコンタクトレンズを楽しみたいですね。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。