アキュビュー® 【公式】(EYE LIFE アカデミー) コンタクトレンズを装用したまま眠ると、どうなる?

tit_eyelife.png
楽しく学べる瞳の情報コラム EYE LIFEアカデミー

起床後すぐの目(角膜)は、むくんでいる!?

朝起きると、まぶたがはれぼったいと感じる人は少なくないでしょう。でも実は、起床後すぐは、まぶただけでなく、目も、むくんだ状態になっているのをご存じでしたか?
睡眠中は、目、詳しく言うと、目の中の角膜(黒目)に届く酸素の量が少なくなり、それが角膜の内部にある細胞の働きに影響して、角膜に水分が一時的にたまってむくむのです。

 

睡眠中、目の中の酸素量は、起きている間の1/3程度に

どうして眠っている間は、酸素の量が減るのでしょう?
身体の他の組織と同じように、角膜も、細胞が活動するために酸素が必要です。角膜には酸素を運ぶ血管がないため、まぶたを開けて起きている間は、主に大気中から涙に溶け込んだ酸素を取り入れています。

eyelife_a_img_57.png

でも睡眠中は、まぶたを閉じているので、大気中からの酸素が得られず、角膜は、主に上まぶたの裏の血管から涙に溶け込んだ、わずかな酸素を取り入れています。そのため角膜に届く酸素の量は、起きている間の1/3程度に減ると言われています。

 

さらに、コンタクトレンズを装用したまま眠ると・・・?

コンタクトレンズを装用したまま眠ると、酸素の供給がレンズにさまたげられ、角膜はさらに酸素不足に。この状態が続くと、角膜の表面にある細胞の活動がにぶくなり、バリア機能が低下して、細胞がはがれやすくなったり、感染しやすい状態になったりします。また角膜の内部の細胞にも、修復不可能なダメージを与えてしまう場合があります。こうしたトラブルは睡眠中に限ったことではなく、日中、酸素が十分に通らない、酸素透過性の低いコンタクトレンズを装用しつづけることでも起こります。
目の健康には酸素が不可欠です。たとえ酸素透過性の高いコンタクトレンズでも、眠るときには、必ずはずしましょう

※連続装用コンタクトレンズを除く。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。