めまもりプロジェクト-ものもらい

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ものもらい(麦粒腫)とは?ものもらいのときに気を付けること

 

ものもらい(麦粒腫)とは?

症状や原因は? 予防・対策方法もご紹介

なんとなくまぶたが気になって、鏡を見るとまぶたが腫れていた!という経験はありませんか?という経験はありませんか? 多くの方が「ものもらい(麦粒腫)」を患ったことがあると思います。そもそも、「ものもらい」とはどのような病気なのでしょうか。また、ものもらいのときに気を付けるべきことは何でしょう。

 

ものもらい(麦粒腫)とは?

「ものもらい」の正式な病名は「麦粒腫」です。関東地方では「ものもらい」と呼ばれていますが、地方によって呼び方が異なり、関西地方では「めばちこ」と呼ばれています。 「ものもらい」は、この病気を治すには人から物をもらうと良い、といういい伝えが名前の由来になっているという説があります。そして、「ものもらい」という呼び名から、人にうつると思われることもありますが、ものもらいの原因は誰もがもっている常在菌であるため、人にうつることはありません。

ものもらいは内麦粒腫と外麦粒腫の二種類があります。 内麦粒腫:まぶたの内側寄りにある脂を出す脂腺(マイボーム腺)に細菌が感染したもの 外麦粒腫:まぶたの外側にあるまつ毛の毛根や汗腺に細菌が感染したもの

 

ものもらい(麦粒腫)の症状

細菌の感染により、まぶたの赤い腫れ、まばたきしたり、触ったりしたときに痛い、などの症状が出てきます。自然に膿が出て腫れがひいてくることもありますが、痛いのはつらいですので、ものもらいかもしれないと思ったら眼科で治療をしてもらったほうがよいでしょう。

 

ものもらい(麦粒腫)の原因とコンタクト装用

ものもらいは常在菌(普段から人の体に住んでいる細菌)が原因であることがほとんどです。体の抵抗力が弱っていると、ものもらいのきっかけになるため、規則正しい生活をこころがけてみるのもいいかもしれません。

また、コンタクトレンズを使用される人は、ものもらいが治るまでレンズの装用は止めておいたほうがよいでしょう。

 

ものもらい(麦粒腫)の予防・対策方法

こまめな手洗い

こまめに手洗いをして手を清潔な状態に保ち、汚い手で目をこすったりしないようにしましょう。また、前髪が目やまぶたに触れないようにする、汚れたタオルで顔を拭かないようにすることも重要です。

正しい生活習慣を送る

ものもらいは、体力や免疫力が低下している時に起こりやすい傾向があります。正しい生活習慣を送り体調維持に努めることが、ものもらいの予防につながります。 また、高脂血症の人は、ものもらいになりやすい傾向があるとされています*1。食事の内容にも気を付け、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂取するようにしましょう。

マイボーム腺が詰まらないようにする

マイボーム腺の出口が詰まり気味になると細菌が増えやすくなり、ものもらいができやすくなるようです。マイボーム腺の詰まりを予防するには、ホットアイマスクやホットタオルでまぶたを温め、その後まぶたのふちを優しくマッサージすると良いとされています。お風呂に入っているときにマッサージするのもおすすめです。ものもらいを繰り返しやすい人の場合、症状が落ち着いている間にマッサージを行うと、繰り返しにくくなることが期待できます。

アイメイクを控えめにする

マイボーム腺がアイメイクに使った化粧品でふさがれてしまったり、メイクの時に雑菌をマイボーム腺に付着させてしまったりすると、ものもらいが起こりやすくなります。特に最近は、黒目を強調させて目を大きく見せるために、まつげが生えている部分よりもさらに内側の粘膜部分にアイラインを入れる「インサイドライン」というメイク方法が流行していますが、十分に注意して行ってください。家に帰ったら、アイメイク専用のクレンジングを使って毎日きちんとメイクを落とし、目の周りを清潔に保ちましょう。 また、「まつ毛エクステ」や「つけまつ毛」にも注意が必要です。これらを使っているときに洗顔が不十分になり、まつ毛の周りに汚れが残った状態になると、細菌が増殖してしまうことがあります。まつ毛の周りが汚れたままにならないよう、しっかりと洗顔を行ってください。

 

ものもらい(麦粒腫)の治療方法は?

内科的治療*2

眼科を受診すると、抗菌目薬や抗菌薬を含む眼軟膏を処方されることが多いです。症状が強い場合は、抗菌内服薬を処方される場合もあります。適切な治療を行えば約1~2週間で完治します。

外科的治療*2

症状が重い場合は、小さく切開して膿を出してしまうこともあります。膿が出てしまえばその後は自然治癒します。

 

ものもらい(麦粒腫)と似ている霰粒腫

ものもらいのように目が腫れる病気で「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」があります。麦粒腫とは原因が異なり、マイボーム腺が詰まり、炎症が慢性的に生じることで“肉芽腫(にくげしゅ)“という“できもの“ができてしまう状態です。炎症といっても、細菌の感染によるものではありません。

症状としては、まぶたにしこりができ、痛みや赤みも伴いません。しかし、霰粒腫に細菌が感染し、炎症が生じると「化膿性霰粒腫」となり、痛みやかゆみが生じ、患部が腫れて真っ赤になるなどの症状が出てきます。

 

まとめ

多くの方が経験したことがある「ものもらい(麦粒腫)」は、常在菌の黄色ブドウ球菌などが原因によるものです。日頃から健康に注意し、抵抗力を落とさないようにしましょう。もし、ものもらいにかかったら早めに眼科を受診しましょう。

*1 Kara J. Bragg; Patrick H. Le; Jacqueline K. Le. Hordeolum.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK441985/

*2 医療情報科学研究所編、病気がみえる vol.12 眼科、株式会社メディックメディア、2019年

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