めまもり - 結膜炎

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結膜炎とは?

原因や対処法をタイプ別に解説

誰もが一度は、目の充血やかゆみを経験したことがあるでしょう。 このような症状を引き起こす原因の1つが結膜炎です。 結膜炎にはいくつか種類があり、 なかには感染力の強い病原体が原因となって起こるものもあります。 ここでは、結膜炎の種類や原因、症状、対処法について解説します。

結膜炎とは?

結膜炎とは何か?

結膜炎とは、読んで字のごとく、結膜が炎症を起こした状態をいいます。結膜というのは、上下まぶたの裏側から黒目以外の眼の表面を覆っている薄い膜のことです。この結膜に、ある種の病原体が感染したり、アレルギー物質(アレルゲン)が付着したりして、炎症が引き起こされた状態が結膜炎です。

結膜炎が起きるしくみ

結膜に病原体やアレルゲンが侵入すると、体はこれらの異物を排除しようとします。このときに起こる体の反応が「炎症」です。特に、目をこするなどして結膜を傷つけてしまうと、その傷ついた箇所から病原体やアレルゲンが侵入しやすくなり、結膜炎が起こりやすくなります。ドライアイの人も結膜に傷がつきやすく、結膜炎を起こしやすいとされています。
また結膜は、次のような理由から、炎症を起こしやすい部位といえます。

理由1
まぶたを開いている間は常に外部と接しており、さまざまな異物と触れやすい
理由2
袋状の構造をしているため異物が入り込みやすい
理由3
炎症反応に関与する血管やリンパ組織が豊富

結膜炎の主要な種類

結膜炎は、原因によってさまざまな種類に分けられています。ここでは代表的な、アレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎の3種類について解説します。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質(アレルゲン)が原因となって起こるタイプの結膜炎のことです。免疫系がアレルゲンを異物とみなして、除去しようとはたらく結果、さまざまな結膜炎の症状が引き起こされます。
主な症状は、目のかゆみ、結膜の充血、涙目、目やに、目の痛みなどです。目の痛みは、多くの場合、かゆみで目をこすってしまうことが原因で起こります。アレルゲンの種類によって症状が現れる時期に差があり、毎年決まった時期に症状が現れる場合を「季節性アレルギー性結膜炎」、年間を通して症状がみられる場合を「通年性アレルギー性結膜炎」と呼んで区別しています。季節性アレルギー性結膜炎のアレルゲンとして、春先はスギやヒノキ、夏はイネ科、秋はブタクサなどの花粉があります。通年性アレルギー性結膜炎のアレルゲンとして、常に身の回りに存在するハウスダストやダニ、カビなどがあります。

細菌性結膜炎

細菌性結膜炎とは、さまざまな細菌が目に感染することで起きる結膜炎のことです。免疫機能が低い小児や高齢者に多くみられるタイプの結膜炎で、発症年齢によって原因菌が異なります。各年代の主な原因菌は次の通りです(あくまでも目安としてお考えください)。

また、高齢者では慢性化しやすく、他の目の病気(眼瞼炎など)を併発することがあります。
主な症状は、結膜の充血、まぶたの腫れ、異物感(目がゴロゴロする)、緑黄色のドロッとした目やに、などです。目の痛みやかゆみはあまりみられません。

ウイルス性結膜炎

ウイルス性結膜炎とは、ウイルスが目に感染することで起こる結膜炎のことです。なかでもアデノウイルスやエンテロウイルスは感染力が強く、いずれも主に接触感染によって広がってしまうため、かかってしまった場合には他人にうつさないための配慮が必要です。
ここでは、主要な3種類のウイルス性結膜炎について解説します。

流行性角結膜炎(はやり目)

アデノウイルス(8型、19型、54型など)が原因の病気です。通常、感染から7~14日後に発症します。主な症状は、目の充血や異物感、大量の目やに(水っぽいもの)などです。また、耳の前にあるリンパ節が腫れ、触ると痛みを感じることもあります。非常に感染力が強いため、感染予防が重要です。

咽頭結膜炎(プール熱)

アデノウイルス(3型、7型など)が原因の病気です。感染から5~7日後に発症します。プールを介して子どもに流行することが多いため「プール熱」とも呼ばれます。症状としては、目の充血や異物感、水っぽい目やになどが見られますが、流行性角結膜炎よりも軽い場合が多いとされています。また、リンパ節の腫れや発熱(39度前後)、のどの痛みなどが現れることもあります。

急性出血性結膜炎

エンテロウイルス(70型)やコクサッキーウイルス(A24変異株)が原因の病気です。感染から発症までの時間が短く、エンテロウイルスは約24時間、コクサッキーウイルスは2~3日で発症するとされています。症状としては、目の充血や異物感、水っぽい目やに、リンパ節の腫れが見られるほか、白目に出血が起こるという特徴があります。

結膜炎のタイプ別の予防・対処法

アレルギー性結膜炎の予防・対処法1)

アレルギー性結膜炎を予防するには、アレルゲンとなる物質に触れないようにすることが重要です。以下、アレルゲン別に主な予防・対処法をまとめました。

花粉

❶花粉防御用メガネやマスクを使用して目や鼻になるべく花粉が入らないようにする

❷人工涙液で目を洗浄することで目に入った花粉を洗い流す

ハウスダスト・室内ダニ

❶晴れた日に寝具を天日干しした後、表面のダニを掃除機で吸い取る

❷空気洗浄機を使用して、空気中に浮遊するダニの死骸や排泄物を除去する

❸吸引力の高い掃除機を使ってゆっくり丁寧に掃除をする

カビ

❶室内の相対湿度が70%以下となるよう除湿する

❷夏は部屋をよく換気し、室内の湿度を下げるとともにカビの胞子を室外に排出する

❸冬は暖房使用時に窓ガラスなどに発生する結露をこまめに拭き取る

コンタクトレンズを使用している人は、目のかゆみや目やにがひどいときにはコンタクトレンズの装用をやめ、メガネに切り替えて、すぐに眼科を受診しましょう。アレルギー症状が出ているにもかかわらずコンタクトレンズの装用を続けると、コンタクトレンズとまぶたの裏の粘膜がこすれて炎症が悪化します。
症状がひどい場合は、アレルギー症状を抑える成分が入った目薬を使って治療を行います。それでも十分な効果が得られない場合には、ステロイドの目薬を併用することもあります。

細菌性結膜炎の予防・対処法

細菌性結膜炎を予防するには、こまめに手洗いをして手指についた細菌を洗い流すとともに、汚れた手で目を触らないようにすることが重要です。
病院を受診した場合には、治療に対する反応を見ながら抗生物質で治療することが一般的です。

ウイルス性結膜炎の予防・対処法

結膜炎の原因となるウイルスは、感染した人の目やにや涙の中に排出され、主に手指を介して人から人へと広がっていきます。家族など身近な人がウイルス性結膜炎にかかってしまったときは、よく手を洗い、使用するタオルを分け、やたらと目を触らないようにしてください。
現時点では、結膜炎の原因ウイルスに効果のある抗ウイルス薬はありません。そのため、ウイルス性結膜炎になってしまった場合には、自然に治るのを待つしかなく、治るまで2~3週間かかります。
病院を受診した場合には、細菌の混合感染を防止するために、抗菌薬の目薬を処方されることがあります。また、流行性角結膜炎の場合、合併症を抑えるためにステロイドの目薬を処方される場合もあります。

人に感染させないためにできることとは?

病原体が原因の結膜炎、特にウイルスが原因の場合は、人から人へと広がっていく可能性があります。もし自分が感染してしまった場合は、周囲の人に感染を広げないよう、次のような点に気をつけてください。

注意1
ウイルスは手指を介して人にうつるため、石鹸と流水でよく手を洗いましょう。
注意2
目やにや涙の中にウイルスが排出されるため、顔を拭くタオルを家族と共有しないようにしましょう。
注意3
お風呂は最後に入るか、シャワーですませましょう。
注意4
眼科医の許可が出るまでは、登校やプールの利用を控えてください。特に、咽頭結膜炎(プール熱)は水を介して感染が広がってしまいますので、この病気と診断されたらプールを利用してはいけません。
注意5
病原体に対する抵抗力が弱い子どもや高齢者は、感染・重症化しやすいため特に注意が必要です。免疫力を高めるために、十分な睡眠とバランスのとれた食事を心がけましょう。
注意6
ウイルスに汚染されたものは、消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)を使用して消毒しましょう。
注意7
目やにをふいたティッシュペーパーは専用のゴミ袋に捨て、他の人が触らずにすむようにしましょう。

結膜炎は比較的多くの人が経験する病気ですが、その原因はさまざまです。まずは眼科を受診して、原因を突き止めた上で治療を進めましょう。また、ウイルスや細菌が原因の場合は、他人に感染を広げないための配慮も必要になります。正しい知識を身につけて、あなたの身近な人を感染から守りましょう。

参考文献・サイト

1) 公益財団法人 日本眼科学会 アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン第2版
https://www.nichigan.or.jp/member/journal/guideline/detail.html?itemid=286&dispmid=909

参照サイト

公益財団法人 日本眼科学会(https://www.nichigan.or.jp/

公益社団法人 日本眼科医会(https://www.gankaikai.or.jp/

日本小児眼科学会(http://www.japo-web.jp/

痛い目に、あう前に。眼科での定期検査で、
目のトラブルを早期発見。

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