アキュビュー® 【公式】(瞳の情報室) ドライな瞳に、ご用心
突然ですが、質問です。今のあなたの目、乾いていませんか?。
目が乾いたり、ショボショボ・ゴロゴロしたり……。もしかしたらそれは、「ドライアイ」の症状かもしれません。
目の乾きに代表されるドライアイ。これは、目を乾燥から守る役割をする涙が蒸発によって多く失われたときなどに現れる症状と言えます。
それでは、ドライアイの原因と対策について、説明していきます。
ドライアイの原因と考えられる例
1.長時間のパソコン作業
パソコン、携帯電話、テレビの画面などを長時間見つめていると、まばたきの回数が減少してしまう傾向があります。そうすると、目の涙の蒸発が進み、目が乾燥しがちになってしまいます。
長時間のパソコン作業を行うときは、意識的にまばたきの回数を増やすことが良いとも言われています。また、休憩も重要です。厚生労働省のガイドライン※では、1時間につき10~15分の休憩をすすめています。
※出典 VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(基発第0405001)厚生労働省安全衛生部労働衛生課編、
VDT作業における労働衛生管理(ガイドラインと解説),P104-116,2002
2.エアコンなどの使用
エアコンを使用すると湿度が下がり、部屋の空気が乾燥します。ときには風が直接目に当たったりすることも。乾燥した環境下では涙の蒸発量が増加し、目も乾きやすく感じます。
エアコンを使用しているときに目の乾きを感じたら、使用時間や温度設定をこまめに調節したり、風を直接浴びないようにするなどの工夫が必要です。
3.コンタクトレンズの装用
調査の結果、コンタクトレンズを装用しているときに目が乾くと感じる人の割合は86.0%にものぼることが明らかになりました。(2011年 J&J調べ)
コンタクトレンズを装用していると目が乾くのは、涙が蒸発しやすくなるためだと考えられています。
ソフトコンタクトレンズを装用した場合は、裸眼時に目(角膜)をおおう涙に比べて、ソフトコンタクトレンズ表面の涙が薄く不安定になってしまいます。そのため、ソフトコンタクトレンズ表面の涙は蒸発しやすくなり、ソフトコンタクトレンズ自体も乾燥しがちになってしまうのです。

最近ではテクノロジーの進歩により、ソフトコンタクトレンズの装用による目の乾きの軽減を目指した、新しいソフトコンタクトレンズの素材が開発されています。
コンタクトレンズの装用中に目の乾きを感じる方は、長時間のパソコン作業や乾燥環境を避けることに加えて、コンタクトレンズの素材にも着目してみましょう。
目の乾きが気になる方は、まずは眼科の先生に相談してみましょう。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが東京大学名誉教授・増田寛次郎先生監修のもと、編集しています。