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光を見た後、しばらく残像が残るのはなぜ?

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残像には「陽性残像」と「陰性残像」があります。光を見た後、その色と同じ色が残像として見える場合を、「陽性残像」と言います。カメラのフラッシュなど、強い光を見た後に起こりやすい現象です。私たちは普段、モノから反射した光の刺激を、目の奥の網膜にある細胞が感知し、その情報が脳に送られ「像」として処理されることで、モノを見ています。その光の刺激が、実際に目の前にモノがなくなった後も、網膜や脳に残っているために起こるものと考えられます。
一方、光を見た後に、その色と反対の色が残像として見える場合を、「陰性残像」と言います。反対の色というのは、例えば青色の反対の色は黄色です。青色を見つめた後で他の場所に目をうつすと、黄色の残像が見えるということになります。なぜ反対の色が残るのかというと、ある色とその反対の色は神経的に互いに抑制し合うように働いているからだと考えられます(反対色説)。つまりある色を見ていて、その色が急に目の前からなくなり、その色への反応が低下すると、今度は抑制されていた反対の色が見えやすくなるために生じる現象だと言われています。しばらくすると残像は消えます。

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やってみよう!
左の十字をしばらく見つめ、右の十字に目を移すと、色のコラムの間の空白部分に、錯視的な色が見えます。赤い円を見ていた視野部位には水色の円が見え、青の円を見ていた部位には黄色の円が見えます。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーが、立命館大学・総合心理学部/文学部人文学科心理学専攻教授・北岡明佳先生監修のもと、編集しています。

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