コンタクトレンズの度数の意味は?
視力との違いやレンズを選ぶポイントをご紹介

コンタクトレンズを購入する際には、「視力」ではなくコンタクトレンズの「度数」を知っておく必要があります。よく混同されがちなのですが、視力とレンズ度数は違います。コンタクトレンズを購入するときは必ず眼科でレンズ度数も調べてもらいましょう。この記事では、「コンタクトレンズの度数とは何か」、「視力と何が違うのか」を説明し、さらにコンタクトレンズを選ぶポイントについても解説します。

コンタクトレンズの度数とは?

コンタクトレンズの度数とは、近視・遠視や乱視の矯正に使うレンズの強さを数字で表したものです。
近視・遠視や乱視の人は、矯正をしていないと、見たいものにピントが合わずぼやけて見えますが、レンズを使って矯正すると、見たいものにピントが合ってはっきりと見えるようになります。このときに使うレンズの強さが「度数」です。

コンタクトレンズの度数は−3.00Dのように表します。近視の場合は凹レンズ(マイナスレンズ)で矯正するので、数値の前に「−(マイナス)」をつけます。一方、遠視の場合は凸レンズ(プラスレンズ)で矯正するので、数値の前に「+(プラス)」をつけます。乱視の場合は、円柱レンズを使って矯正します。円柱レンズの度数も数値の前に「−(マイナス)」をつけて表します。度数はレンズの屈折率を表す単位である「D(ディオプター)」を用いて表されます。
なお、乱視の矯正に用いる円柱レンズは一定方向の屈折を矯正する(つまり乱視を矯正する)レンズなので、はっきりと見えるようにするためには度数だけでなく方向も重要になります。レンズの方向は、円柱軸(AXIS)として0〜180度の数値で表されます。

度数と視力との違い

視力とは、モノを見る力を数値化したものです。具体的には、隣接した2つの点を2つの点として識別できる能力を調べており、より近接した2点が識別できるほど“視力がよい”、ということになります。

一方、度数とは、その「モノを見る力」を目に発揮させるために必要なレンズの強さを数値化したものです。つまり、視力=度数ではないため、レンズ度数から視力、または視力からレンズ度数を正確に導き出すことはできません。コンタクトレンズを購入する際には注意しましょう。

度数が合っていないコンタクトレンズをつけることによって起こるリスク

度数が合っていないコンタクトレンズをつけていると、うまくピントが合わないためモノがぼやけて見えます。このとき目はピントを合わせようとするため、目が疲れやすくなり、ひどくなると頭痛・吐き気などの症状が出ることもあります。

度数は年齢により変わっていくこともありますので、コンタクトレンズを使用している方は必ず定期検査を受け、レンズの度数が合っているか確認してもらいましょう。特に、近視が進行しやすい10〜20代、老眼が始まる40歳以降は見え方が変化しやすいといわれています。見えづらさを感じたら放置せず、眼科医に相談しましょう。

コンタクトレンズの度数の選び方

コンタクトレンズを購入する際には、眼科を受診して自分の目に合ったコンタクトレンズの度数を調べてもらいましょう。
眼科でレンズ度数を測定してもらう際に、視力が1.0になるよう調整することがありますが、この視力はあくまでも目安です。
眼科医と相談し、自分のライフスタイルに合った度数を決めてもらいましょう。

コンタクトレンズを購入する時の検査の流れ

眼科では、コンタクトレンズを購入する前の検査として、問診や視力検査を行うほか、屈折異常の程度や目の病気の有無なども調べます。その後、検査用のレンズを装用して、見え方や視力を確認します。
詳しくはこちら https://acuvuevision.jp/memamori/article/32

コンタクトレンズの度数に限界はあるの?

コンタクトレンズもメガネと同じように、レンズを分厚くすることで度数を上げることができます。コンタクトレンズの度数に限界はありませんが、使う人が多い度数のレンズを制作範囲としているメーカーが多いようです。
アキュビュー® の主な使い捨てコンタクトレンズの場合、近視用のマイナスレンズは「−12.00D」まで、遠視用のプラスレンズは「+5.00D」まで対応しています。
特注になってしまいますが、メーカーによっては+25.00Dから−25.00Dまで対応可能なものもあります。

視力はどこまで下がるの?

近視の度数が進んでいくと、将来の視力に不安を感じる方もいるかもしれません。
特に近視は、多くは幼少期に発症し、20歳ぐらいまでの間に進行しやすいと言われています。ほとんどの場合、視力が下がり続けて失明するようなことはありませんが、強度近視の人は網膜や脈絡膜に異常をきたす「病的近視」になることがあり、緑内障などの網膜疾患を発症し、最悪の場合は失明に至ることもありますので注意してください。病的近視は治療が必要ですので、早期発見のためにも、近視の矯正をしている方は定期的に眼科を受診しましょう。

コンタクトレンズの度数を知るには?

コンタクトレンズの度数は、製品の外箱やブリスターパッケージで確認できます。
いつも使っている製品の外箱やブリスターパッケージに記載されている数値を見てみましょう。例えば、ワンデー アキュビュー® モイスト® の外箱とブリスターパッケージには以下の様な記載があります。

外箱

ブリスターパッケージ

外箱にはベースカーブ(BC)、直径(DIA)とともに、近視や遠視、乱視の度数が書かれています。Dと書いてある部分がレンズの度数(球面度数)です。この製品は「D −3.00」と記載されているので、度数は−3.00Dであることが分かります。乱視用コンタクトレンズの場合は、乱視度数(CYL)と円柱軸(AXIS)も記載されています。また、使用期限も記載されていますので、必ず使用期限内に使用しましょう。

自分に合ったコンタクトレンズを選ぶポイント

コンタクトレンズには、ハードタイプとソフトタイプがあります。
ソフトコンタクトレンズの方がつけ心地がよいのですが、近視・遠視・乱視の程度によってはハードコンタクトレンズでないと矯正できない場合があります。どちらのコンタクトレンズにしたらよいか分からない場合は、眼科医に相談してみましょう。

ソフトコンタクトレンズの場合は、1日使い捨てコンタクトレンズ(1 day)、2週間交換コンタクトレンズ(2 week)、1ヶ月交換コンタクトレンズ(1 Month)、従来型コンタクトレンズの中から選ぶことができます。
毎日のケアをきちんとできる自信がない人や、コンタクトレンズをたまにしか使わない人には、1 dayタイプのコンタクトレンズが適しています。

また、コンタクトレンズを購入する際には、上で説明してきた「度数」だけでなく、目への「フィッティング」も考慮する必要があります。フィッティングが合っていないレンズを使用すると、目のトラブルを招いてしまうこともありますので、必ず眼科を受診して適切なレンズを処方してもらいましょう。

以下に、特定の症状や用途がある方に向けて、コンタクトレンズの選び方を記載しました。製品を選ぶ際の参考にしてみてください。

目の乾きが気になる方

目の乾きが気になる方は、ソフトコンタクトレンズの中でも素材が異なる素材の製品を試してみると良いでしょう。

花粉症などのアレルギーがある方

アレルギーの原因となる物質がレンズに付着することがあるため、毎日新しいレンズに交換できる1 dayタイプのソフトコンタクトレンズが適しています。アレルギー症状がひどい場合はコンタクトレンズの使用を止め、医師の診断を受けてきちんと治療しましょう。

スポーツをするときに使いたい方

ハードコンタクトレンズよりもずれたり外れたりしにくいソフトコンタクトレンズが適しています。ただし、水泳など水に入るスポーツをするときは、コンタクトレンズは使えませんので、度付きのゴーグルを使用してください。

メガネからコンタクトレンズに変える場合の注意

コンタクトレンズを購入するときに「メガネと同じ度数で大丈夫だろう」と思う方もいるでしょう。しかし、メガネとコンタクトレンズは目からの距離が異なるため、度数を変えないと、同じ矯正状態が得られないことがあります。

そのため、コンタクトレンズを購入するときは、自己判断で度数を決めるのではなく、眼科医の処方に沿った度数のものを装用するようにしましょう。

まとめ

度数と視力は同じ意味だと勘違いされがちですが、実は違います。視力はモノを見る能力を数値化したものです。一方、度数はモノを見るために必要なレンズの強さを数字で表したもので、コンタクトレンズやメガネの矯正力を意味しています。

初めてコンタクトレンズを購入するときや、自分の度数がわからないときは、眼科を受診しましょう。また、レンズ度数が合わなくなってくることもありますので、定期検査も忘れずに受けましょう。

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◎コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず事前に眼科医にご相談のうえ、検査・処方を受けてお求めください。
◎ご使用前に必ず添付文書をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
特にご注意いだきたいこと
●使用期間を超えることなく、定期的に新しいレンズと必ず交換してください(2週間交換タイプ)。
●使用済みレンズは再装着しないでください(1日使い捨てタイプ)。
●装用スケジュールおよび装用時間を正しく守ってください。
●定期検査は目に異常を感じなくても必ず受けてください。
●少しでも異常を感じたら、直ちにレンズをはずして眼科医の検査を受けてください。
●連続装用はできません。眠るときは必ずレンズをはずしてください。
●適切なレンズケアを行ってください(2週間交換タイプ)。

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