コンタクトレンズの洗浄保存液とは?正しい使い方や注意点を解説

レンズケアが必要なコンタクトレンズを使用している人にとって、洗浄保存液は無くてはならないものです。最近は色々な種類が販売されているので、どれを使ったらよいか悩んでしまうかもしれません。この記事では、コンタクトレンズ用洗浄保存液の種類やそれぞれの使い方、使用時の注意点について解説します。

コンタクトレンズの洗浄保存液

ソフトコンタクトレンズの洗浄保存液は、主に次の3種類に分けられます。洗浄、すすぎ、消毒、保存のすべてに使える「マルチパーパスソリューション(MPS)」、消毒効果の高い「過酸化水素製剤」、ヨウ素が主成分でオレンジ色をしている「ポビドンヨード製剤」です。近年はMPSにも、過酸化水素製剤と同等の高い消毒効果を発揮する製品が登場しています。
ハードコンタクトレンズ用の製品には、洗浄と保存の両方を行える「洗浄保存液タイプ」と、レンズ保存中にタンパク汚れを分解除去できる「酵素入り洗浄保存液タイプ」があります。

コンタクトレンズの洗浄保存液の正しい使い方

洗浄保存液を使用する前には、まず自分のコンタクトレンズに対応したタイプのものか確認してください。
以下に、MPS、過酸化水素製剤、ポピドンヨード製剤を使ったソフトコンタクトレンズの基本的な洗浄・保存方法を説明します。ただし、製品ごとに使用方法は異なりますので、各製品の説明書に従ってください。

MPSを使用した洗浄・保存

  • ①コンタクトレンズを手のひらにのせ、適量のMPSを滴下する。表と裏をそれぞれ20~30回ずつ、一定方向にこすり洗いする。
  • ②MPSでコンタクトレンズをよくすすぎ、コンタクトレンズケースに入れる。コンタクトレンズ全体がしっかりとMPSに浸かるようにし、一定時間おく。

MPSは、他の洗浄保存液と比べて細菌やかびが繁殖しやすいため、レンズケース内のMPSは毎日交換してください。

過酸化水素製剤を使用した洗浄・保存

  • ①コンタクトレンズを外し、専用ケースに入れる
  • ②洗浄液を専用ケースのガイドラインまで入れ、中和剤を入れる*
  • ③指定時間以上そのまま放置して過酸化水素を中和する
  • ④製剤によっては、コンタクトレンズを装用するときに、すすぎ液でよくすすぐ

中和が不完全だと眼に障害を起こすこともあるので、使用方法・指定時間を守ってください。
消毒・中和後のレンズは、ケースのふたを開けなければそのまま保存することができます。ただし、保存開始から24時間を経過した場合は、装用前にもう一度消毒・中和を行ってください。

*コンタクトレンズを入れるカップに中和ディスクが固定されていて中和剤を入れる必要がないタイプの洗浄液もあります。

ポピドンヨード製剤を使用した洗浄・保存

  • ①付属の専用レンズケースにコンタクトレンズをセットする
  • ②専用レンズケースに「消毒・中和錠」を入れ、さらに「溶解・すすぎ液」をケースの線まで入れる
  • ③専用レンズケースのフタを閉め、指定時間以上放置する(中和されるとオレンジ色の液が無色に変わる)
  • ④新しい「溶解・すすぎ液」を使って、手のひらでコンタクトレンズをよくすすぎ、装用する

消毒・中和後のレンズは、ケースのふたを開けなければそのまま1週間まで保存することができます。1週間以上保存する場合は、1週間ごとに再度消毒・中和を行う必要があります。また、24時間以上保存したレンズを装用する場合には、装用前にもう一度消毒・中和を行ってください。
ポピドンヨード製剤は、ヨウ素にアレルギーがある方や、甲状腺に関連した病気を抱えている方は使用することができませんのでご注意ください。

その他の注意点

洗浄保存液を使い切ってしまったからといって、代わりに水道水を使用してはいけません。水道水は滅菌されていないため、感染症の原因となってしまう場合があるからです。ソフトコンタクトレンズは、水道水が原因で変形・変色してしまうこともあります。
また、洗浄保存液のボトルの先が、指先やレンズに触れると、雑菌などが中に入ってしまいます。汚染を防ぐために、ボトルの扱いには十分気をつけてください。

レンズケースのケアで重要なポイント

コンタクトレンズだけでなく、レンズケースも清潔に保っておくことが大切です。
レンズケースの中に使用済みの洗浄保存液を入れたままにしていると、雑菌などが増殖することがあります。レンズが汚染されて、さまざまな目のトラブルにつながる可能性がありますので、レンズを取り出したらレンズケースをしっかりと洗い、自然乾燥させましょう。また、レンズケースは定期的に新しいものと交換しましょう。

コンタクトレンズの洗浄保存液の使用期限

洗浄保存液の外箱やボトルには、使用期限が記載されています。ただし、この日付は開封しなかった場合の使用期限です。
開封後の使用期限は、製品の説明書に書かれている場合があります。説明書に記載がない場合でも、1~2ヵ月を目安に使い切ってください。
期限が切れたものは使用せずに処分しましょう。

コンタクトレンズの洗浄保存液の処分方法

使用期限が切れた洗浄保存液は、直接排水溝に流すか、古紙・古布に吸わせて処分します。ボトルはお住まいの自治体の分別ルールに従って処分してください。処分方法が分からない場合は、自治体に問い合わせてみましょう。

コンタクトレンズの洗浄保存液は機内へ持ち込み可能?

出張や旅行のときも洗浄保存液を忘れずに持っていきましょう。
飛行機を使う場合、洗浄保存液を機内に持ち込むこともできます。国内線と国際線では持ち込み方法が異なりますので、必ず事前に確認しましょう。

国内線の場合

国内線の場合、洗浄保存液は「医薬品」として扱われ、持ち込める量に制限があります。「医薬品は、1容器あたり500 mLまたは500 gまで、1人あたり合計で2 Lまたは2 kgまで*」と決められています。

*国土交通省 危険物であっても航空機内への持ち込み又はお預かりができるもの
https://www.mlit.go.jp/common/001388681.pdf

国際線の場合

「液体物」として持ち込むか「医薬品」として持ち込むかによって、制限に違いがあります。
「液体物」として機内に持ち込む場合は、100 mL(g)以下の容器に入った洗浄保存液を、容量1 L以下のジッパーが付いた透明なプラスチック製の袋(サイズの目安は縦20 cm以下×横20 cm以下)にまとめて入れます。この袋を1人につき1つのみ持ち込むことができます。
「医薬品」として機内に持ち込む場合は、透明なプラスチック製の袋に入れる必要はありませんが、持ち込める量には「機内で必要な分のみ」という制限があります。また、医薬品であることを証明するために、パッケージや説明書などの提示を求められる場合もあるので注意が必要です。

洗浄保存液の代用と詰め替えができない理由とは?

飛行機に乗る際などには、洗浄保存液を小さいボトルに詰め替えればいいと思うかもしれません。しかし、残念ながら洗浄保存液を詰め替えて使うことはできません。詰め替えると洗浄保存液の品質が落ちてしまい、十分な効果を発揮できなくなるからです。機内に持ち込める小さいサイズの洗浄保存液が販売されていますので、旅行などの際には活用しましょう。

また、洗浄保存液をうっかり切らしてしまった場合に、目薬や洗眼液で代用することもできません。洗浄保存液に含まれる成分は、目薬や洗眼液に含まれる成分とは違うものです。目薬や洗眼液を使って保存すると、コンタクトレンズが変形し、装用したときに目を傷つけてしまう可能性もあります。洗浄保存液の代わりになるものはありませんので、切らして慌てることのないよう予備を用意しておきましょう。

まとめ

現在、コンタクトレンズの洗浄保存液として、様々な製品が販売されています。対応しているコンタクトレンズの種類や使用方法は、製品ごとに異なりますので、説明書をよく読んでから使用してください。どの製品がよいか分からない場合は眼科医に相談してみましょう。

参考サイト

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