目が充血する仕組みとは?
しろ目が真っ赤になる
のはなぜ?
ふと鏡を見たら、目が赤くてびっくり。こんな経験のある人も多いかもしれません。目が疲れたり、寝不足が続いたりすると目が充血することがあります。普段白い目がどうして赤く充血するのでしょうか。今回は、目が充血する仕組みや、充血以外で目が赤くなる可能性について詳しくみていきます。
目が充血する仕組み
目の充血は目の血管が膨らんで、全体的に赤く見えている状態です。
しろ目の表面は「結膜」と呼ばれる薄い透明な粘膜で覆われています。結膜には多くの血管が通っていますが、とても細いので、通常は外側から見ても目立ちません。この血管が拡張すると、赤く目立つようになります。
こんなときに目は充血しやすくなる
以下のような状況では、目が充血しやすくなると考えられます。それぞれの場合の、しろ目が赤くなる仕組みについて確認してみましょう。
寝不足が続いている
私たちが眠っている間は、目も休息しています。しかし、寝不足に陥ると、十分な休養をとれません。涙の量も減って、目が乾きやすくなります。そこで、目に必要な酸素や栄養を届けて疲労を回復させるために、血管を拡張して血液の量を増やそうとします。
参照:Myアキュビュー® おしえて!瞳のギモン
(https://acuvuevision.jp/gimon/vol10_2)
目が炎症を起こしている
細菌やウイルス、ハウスダスト、花粉などが目の中に入ってくると、体はこれらを異物とみなして、炎症反応を起こします。
しろ目が真っ赤!これって充血?
しろ目が赤くなるといっても、充血と出血の2パターンがあります。充血の場合は血管が拡張しているので、血管と血管の間に白い隙間があります。しろ目がペンキで塗ったように隙間なく真っ赤になっているのであれば、出血の可能性があります。
目をこすったり、ぶつけたりすると、結膜の下にある小さな血管が破れて出血を起こすことがあります。それが結膜下にたまるため、真っ赤に見えるのです。通常、多少の違和感はあるものの、激しい痛みなどはありません。この状態を「結膜下出血」といいます。
結膜下出血の原因は多岐にわたるため、自己判断はせず、眼科医に相談しましょう。
まとめ
充血は、血管の血液量が増えて、目の血管が拡張することで起きます。しかし、目が赤くなったからといって必ずしも充血とは限りません。出血を起こしている可能性もあるため、早めに眼科で診てもらいましょう。